CARNELIAN

CARNELIAN

Story

プロローグ

オレンジ色に染まった山道を、歩いていた。

いつから歩いていたのか。
どこへ向かっていたのか。
思い出そうとしても、どうにも記憶につながらない。

道端には、季節も土地も違う草花。
春の花の向こうで夏草が揺れ、
色づいた木々の隙間には、冬の気配まで混じっている。

——ああ。これは夢なのだ。

そう気づいたけれど、
急いで目を覚ます理由もなかった。

ならばもう少し、この夢を歩いてみよう。

たしたし、たしたし。

いつからか、草藪の向こうを
小さな足音がついてくる。

狐だろうか。狸だろうか。
さては、化かしに来たのかもしれない。

そんなことを考えていると——

遠くから、懐かしい音が聞こえてきた。

オルガンだ。

知っているような。
ずっと昔に聞いたような。

music_note

音色をたどる

その音を追って山道の先へ進むと、
そこには一軒の館があった。

——迷子にやさしい、マヨヒガ。

ほどほどの、身の丈の欲は、人生の良薬。

あたたかい湯につかるように、
あなたの「こうだったらいいな」を、
ほんの少しだけ満たしてくれる場所。

そして館では、
二人の《しっぽメイド》が
あなたを待っている。

どうぞ、ごゆっくり。

目を覚ますのは、
それからでも遅くありません。

Character

キャラクター紹介

遠音(トオネ)— マヨヒガ —

迷子にやさしい、マヨヒガ。

ほどほどの、身の丈の欲は、人生の良薬。

お腹がすいた。
ちょっと疲れた。
誰かとお喋りしたい。
甘えたい。
眠るまで、そばにいてほしい——。

そんな小さな「してほしい」を、
適温のお湯につかるくらいの加減で
そっと満たしてくれる館です。

なお、お館には多少の自己主張があります。

迷い子さんの好みにあわせて洋館になったり、
メイドたちの強い希望により
インターネットを完備したり。

通販のお荷物も、ちゃんと届きます。

どこから届くのかは——秘密です。

みかん — きつね —

《しっぽメイド》の先輩。

明るく気さくで、世話を焼くのが好き。
掃除に洗濯、お風呂の支度。
疲れている人を見つけると、放っておけないお姉さん。

ときどき方言がこぼれるのは、ご愛敬。

オルガンと歌が好きで、
山道から聞こえてきたあの懐かしい音色も、彼女のもの。

「眠れないなら、子守歌うたってあげようか?」

「眠るまで、背中ぽんぽんしてあげるね」

「……どうしたの?
 もっとこっちにきて。ね?」

こけもも — たぬき —

《しっぽメイド》の後輩。

知らないものは触ってみたい。
面白そうならやってみたい。
楽しいことなら、いっしょにやりたい!

人間の文化に夢中で、
ゲームも動画もインターネットも絶賛勉強中。

興奮するとちょっと早口。
お料理と食べることも大好きな、
好奇心いっぱいのたぬき娘。

「んはぁーーん! それ! それなんですか!?」

「その小さいテレビ……すまふぉ……?」

「ふふ、いっしょ、いっしょにしましょ!
 その方が、たーのし!!」

遠音では、季節も少し気まぐれです。
夏の日には川へ出て、
秋には山を歩いて、
寒い夜には火のそばへ。
急ぐ用事は、ありません。
今日をどう過ごすかは、
目を覚ましてから考えればいいのです。

貴方のお越しをお待ちしております─

CARNELIAN SHOP

/by BOOTH

ご予約受付中です

ご予約はこちら

BOOTH

BOOTHにて、みかん&こけもも【抱き枕カバー・タペストリー】の受注受付を開始いたしました。
予約期間中のみお買い求めいただける特別なアイテムとなっております。
ぜひ覗いてみてください。
Pre-order acceptance for the Mikan & Kokemomo [Body Pillow Covers / Tapestries] has begun on BOOTH.
These are special items that can only be purchased during the pre-order period. Please come and take a look.  

music_note

OFF